モアナ 実写版は2026年7月9日に香港で公開される。トーマス・ケイル監督、ドウェイン・ジョンソン、キャサリン・ラガアイアらが出演し、上映時間は約1時間55分、英語音声に中国語字幕での上映となる。
物語はアニメ版の基本設定を受け継ぎ、太平洋の島に暮らす少女モアナが海に呼ばれて航海に出る。旅の途中で半神の英雄マウイと出会い、互いに学び合いながら島と一族を救うために立ち向かう成長譚である。
アニメ初作からほぼ10年を経て、ディズニーはモアナ 実写版を大画面に戻す。今回は単なる実写化にとどまらず、実景撮影と映像表現の組み合わせで新たな見せ場を加えている。以下に公開前に押さえておきたい6つのポイントを整理する。

シリーズの人気と実写化の狙い
モアナ 実写版はディズニーのオリジナル作品として高い人気を維持してきたシリーズを受け継ぐ作品である。2016年のアニメ第1作は世界で約6.8億米ドルの興行収入を記録し、音楽と物語で高い評価を得た。
続編も好調で、シリーズは幅広いファン層を獲得している。今回の実写化はアニメの世界観を保ちつつ、実景と俳優の表現で新たな臨場感を付け加えることを目指している。

ドウェイン・ジョンソンが実写マウイを続投
主な出演者では、ドウェイン・ジョンソン(Dwayne Johnson)がアニメ版で配役したマウイを実写で演じる。今回は出演に加えて製作総指揮にも名を連ねている。
マウイの特徴である魔法のフィッシュフックやタトゥー、長い髪型は実写でも再現され、ジョンソンの体格と相まってアニメのイメージに近い表現を目指している。彼はマウイを家族の文化や個人的な意味を持つ役だと位置づけ、より多層的な描写を意識したという。

新モアナ役はキャサリン・ラガアイア
主人公モアナ役はキャサリン・ラガアイア(Catherine Laga’aia)が務める。映画が彼女にとって初の主演作であり、発表時から注目を集めた。
ビジュアルや出自、予告編で見せた演技と歌唱力が評価されており、モアナ 実写版での“少女から航海者へ”という変化をどう表現するかが大きな見どころである。

実景撮影で海洋表現を強化
撮影は米国のアトランタのほか、ハワイでも行われた。実際の海岸や森林、島の風景を取り入れることで、映像の厚みと臨場感を高めている。
予告映像ではカヌーの航行や波の表現、部族の暮らしが実写的に描かれており、アニメの色彩感を残しつつ現実感を強めた映像設計がうかがえる。

制作陣と音楽スタッフの継続参加
監督はトーマス・ケイル(Thomas Kail)が務め、アニメ版で音楽制作に携わったリン=マニュエル・ミランダ(Lin-Manuel Miranda)も本作に参加している。アニメ版で主人公モアナの声を担当したアウリー・クラバルホ(Auli’i Cravalho)も製作チームに名を連ねる。
この顔ぶれにより、アニメの精神を受け継ぎつつ実写ならではの演出を加える方針が鮮明になっている。

音楽と楽曲の刷新
代表曲「How Far I’ll Go」は本作でも登場する見込みで、旧作の名曲を残しつつ実写版オリジナルの新曲も加わる予定である。音楽は登場人物の心情と物語の推進力として重要な役割を果たす。
公開時にはサウンドトラックのリリースも期待されるため、ディズニーミュージックを追うファンの関心が高い。
主役以外のキャストについては、ジョン・トゥイ(John Tui)が酋長のアトゥ役、レナ・オーウェン(Rena Owen)がグランマ・テラナ役、フランキー・アダムズ(Frankie Adams)がセナ役を務める。各キャラクターはアニメ版の配役や性格付けを踏襲しつつ、実写ならではの厚みが加えられている。

モアナ 実写版は7月9日から香港の各劇場で上映される予定で、英皇戲院、MCL、百老匯院線、嘉禾、高先、Cinema Cityなどで前売り販売が始まっている。入場を希望する観客は各館のチケット情報を確認してほしい。

