ノルウェーはエーリング・ハーランドの2得点で、2026年ワールドカップの16強を勝ち上がり、イングランドとの8強戦に進出した。

16強の舞台となったニュージャージーのメットライフ・スタジアムでは、ノルウェーが南米王者ブラジルを2-1で下した。
試合は前半0-0で折り返した。ブラジルは期待入球値が高く、前半にPKを得たが、ブルーノ・ギマランイス(Bruno Guimarães)のキックはノルウェーGKのオーリャン・ニール(Ørjan Nyland)にセーブされた。これは試合の転機となった。

後半は完全にエーリング・ハーランド(Erling Haaland)の時間となった。第79分にヘディングで先制すると、第90分にペナルティエリア外からの鋭い一撃で追加点を決めた。両得点とも途中出場のアンドレアス・シェルデュルプ(Andreas Schjelderup)のアシストによるものだ。

ブラジルは終盤にネイマール(Neymar)がPKを決めて1点を返したが、時間は既に遅く、ノルウェーが2-1で勝利した。エーリング・ハーランドは本大会7得点で得点ランキング首位に立ち、ノルウェー史上最高成績を更新した。

一方、メキシコシティのアステカ・スタジアムで行われた16強では、イングランドが3-2で地元メキシコを辛くも下した。
イングランドは上半場にジュード・ベリンガム(Jude Bellingham)が短時間で2ゴールを決め、序盤で2-0とした。だが第42分にフリアン・キニョネス(Julián Quiñones)が1点を返し、流れは主催国に傾きかけた。

後半開始早々の第54分前後に、イングランドの若手ディフェンダー、ジャレル・クアンザ(Jarell Quansah)が危険なファウルで一発退場となり、イングランドは数的劣勢に追い込まれた。
それでも第58分、アンソニー・ゴードン(Anthony Gordon)が相手のペナルティーエリア内で仕掛けて倒され、ハリー・ケイン(Harry Kane)が落ち着いてPKを決めた。これでスコアは3-1となる。

しかしイングランドはセットプレーでの反則が響き、ハリー・ケインの防御時のファウルでメキシコにPKが与えられた。ラウール・ヒメネス(Raúl Jiménez)が成功させ、2-3と迫った。
監督のトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)は守備を固める交代を複数行い、終盤の猛攻を何とか耐え切ってイングランドが3-2で逃げ切った。
ノルウェー対イングランドの八強展望
これでノルウェーとイングランドの8強対決が決定した。ノルウェーはマルティン・ウーデゴール(Martin Ødegaard)とエーリング・ハーランドを軸に高い攻撃力を示している。
イングランドはベリンガムとハリー・ケインの総合力が強みだ。ただしクアンザの退場に伴い、右サイドの人員不足が懸念材料である。
右サイドバックには本来中盤を守るデクラン・ライス(Declan Rice)を臨時で配置する案が浮上している。トゥヘル監督の采配が勝敗を左右しそうだ。
試合のポイントと今後の注目点
ノルウェーは交代選手の起用で試合を動かした点が光った。控え起用のシェルデュルプの働きが、準々決勝へ向けた重要な布石となる。
イングランドは数的不利を乗り切ったが、退場者による戦術変更が今後の試合プランに影響する。出場停止処分の詳細は大会規定に基づき決まる見込みだ。
両国の対戦は戦術対戦の様相を呈するだろう。フィールドの厚みと控えの使い方が勝敗を分けるポイントになる。
次戦の日程とキックオフ時間は大会の公式発表を待ちたい。サポーターとメディアの注目が集まる一戦である。

