河村勇輝(かわむら ゆうき / ユウキ・カワムラ)がロサンゼルス・クリッパーズとExhibit 10のトレーニングキャンプ契約を締結したと球団が発表した。

河村は25歳で身長172センチメートル。パリ五輪で脚光を浴びたガードで、素早い突破とコート全体を見渡す視野を持つ。球団は現地時間で契約締結を公表した。
昨季はシカゴ・ブルズでNBA通算18試合に出場し、平均3.4得点、2.6アシストを記録した。Gリーグでは11試合で平均18.7得点、11.0アシスト、5.0リバウンドとオールラウンドな成績を残している。

今夏はインディアナ・ペイサーズのサマーリーグに出場し、5試合で平均8.2得点、4.8アシストを記録した。これらの働きが評価され、クリッパーズがトレーニングキャンプ招集を決めたという。
河村勇輝、クリッパーズとExhibit 10契約
球団発表によれば今回の契約は「Exhibit 10」扱いで、保障のない短期のトレーニングキャンプ契約である。現状ではチームのサラリーキャップに計上されないという。
球団は河村がキャンプとプレシーズンで好成績を残した場合、契約をツーウェイ契約に切り替えるオプションを保有する。ツーウェイ契約になればNBAレギュラーシーズンで出場する機会が増える可能性がある。

八村塁との合流と日本代表への影響
今回の契約で注目されるのは、八村塁(はちむら るい / ルイ・ハチムラ)とチームメートになる点である。八村は今年7月にクリッパーズと契約した。
八村の契約は2年、2800万米ドルと報じられている。これは約44.2億円(元の価格2800万米ドル、約2.2億香港ドルに相当)である。
両者は日本代表でも戦友で、最近はFIBAワールドカップ予選アジア地区第2ラウンドに向けた14人の合宿メンバーに名を連ねている。このため現地での練習機会が、代表での連携強化につながる期待がある。
今後の見通しと課題
河村にはサイズ面での制約があるが、速度と視野で差別化できる。クリッパーズでの立ち位置をつかめるかは、トレーニングキャンプでの適応力にかかっている。
河村勇輝はまずキャンプでのアピールが必要だ。プレシーズンと開幕前の期間で結果を出せば、ツーウェイ契約またはロースター入りの可能性が高まる。
日本のファンにとっては、八村との“日本ライン”がNBAの舞台でどのような化学反応を生むかが最大の関心事である。河村の挑戦は続く。



