アディダスユニの新作が発表された。2026 FIFAワールドカップ向けの客場用ユニフォームシリーズである。

このシリーズで最も注目されるのは、三葉のロゴが胸部に再び配された点である。三葉マークがワールドカップ舞台に戻るのは36年ぶりだ。
シリーズは合計13か国分の客場用ユニフォームで構成される。各モデルは単なる色替えではなく、出自国の文化を起点にパターン言語を再構築している。

アディダスユニのデザイン特徴
アルゼンチンは青の渦を用いたトーテム的な線描で芸術性を出した。黒と白の対比で層を構築している。
ドイツは複数トーンの青をV字パターンで重ね、年代別の代表色を織り交ぜた。各国の歴史色を拾う手法が共通している。
スペインは象牙白に古銅の紋様を配し、文学や歴史を想起させる表情を作った。各国ごとに表現は大きく異なる。
文化を写す細部の意匠
メキシコは建築由来の幾何学模様「Grecas」を参照したパターンを採用した。イタリアは正装用の生地目をユニフォームの柄に転用している。
日本モデルは12本のストライプで選手とサポーターの結びつきを象徴する構成だ。ベルギーは画家ルネ・マグリットの超現実主義に敬意を払うモチーフを取り入れている。

機能と素材
選手用モデルはadidas CLIMACOOL+技術を搭載する。3Dエンジニアード生地で通気と速乾を高めている。
肩部の三本ラインは人字縫いで強度と着心地を両立した。高温や激しい運動時でも安定したパフォーマンスを支える設計である。

復刻シリーズとストリート展開
今回、adidas Originalsは復刻ラインも同時展開する。SAMBA、GAZELLE、SPEZIALが中心である。
復刻品はストリートからピッチまでの動線をつなぐ意図がある。レトロな輪郭を現在的なシルエットで再構成した点が特徴だ。

まとめ
アディダスユニの新シリーズは、単なる大会前の演出に留まらない。ブランドのクラシック要素を現代文化に再導入する試みである。
三葉マークの復帰は象徴的な意味を持つ。ユニフォームは今後、ピッチと街中の両方で目にすることになるだろう。



