ブライトリングはアストンマーティンのハイパーカーValhallaオーナー向けに、Super Chronomatシリーズの特注サービスを初めて開放した。44ミリ万年暦クロノグラフと38ミリ自動の2モデルを用意する。

今回の連携は一般的なロゴ入りコラボと異なる。Valhallaのボディカラーや素材を参照し、オーナー自らが文字盤や指針、裏蓋の刻印など細部を選べる仕様だ。ブライトリングはオーナー限定での受注制とし、腕時計を999本限定で販売する方式は採らなかった。
コラボの概要とValhallaの特徴
アストンマーティンValhallaは世界で999台の限定生産だ。ブランド初の量産中置エンジンのプラグインハイブリッドスーパーカーである。搭載される4.0リッターV8ツインターボと3基の電動モーターの総合出力は1,079馬力、0→100キロ加速は2.5秒、最高速は349キロに達する。

ブライトリングはValhallaのカーボンファイバー素材やレーシングカラーをSuper Chronomatに落とし込んだ。ブライトリング側は新規ムーブメントを開発せず、既存デザインに専用のカスタム要素を加える形で提供する。
Super Chronomat B19 44 の主な仕様
Super Chronomat B19 44万年暦クロノグラフは、44ミリのチタンケースを採用する。ケース厚は14.45ミリで、カーボン文字盤と黒いセラミックの片方向回転ベゼルを組み合わせる。
ムーブメントはブライトリング自社製のキャリバーB19で、振動数は毎時28,800回、パワーリザーブは96時間、200メートル防水を確保する。万年暦は月の日数と閏年を自動で判別し、月相表示も備えるため2100年まで大きな手動調整を必要としない。

注文時には内周リングと指針の色を4色から選べる。選択肢はレーシンググリーン、トロフィーシルバー、シマーゴールド、ライムグリーンだ。さらにクロノグラフのサブダイヤル用指針は6色から選べ、Valkyrieゴールドや鮮やかなオレンジ、Rosso Corsaの赤も用意される。ブライトリングは透明なシースルーバックで黒いローターを見せ、個別刻印を入れられるようにした。
Super Chronomat Automatic 38 の特徴
もう一つの選択肢、Super Chronomat Automatic 38は38ミリのステンレススチールケースを採用する。厚さは11.88ミリで、カーボン文字盤にラボグロウンダイヤモンドをはめたベゼルを組み合わせる。
搭載ムーブメントはブライトリングのキャリバー17自動で、パワーリザーブは38時間、100メートルの防水性能を備える。6時位置にデイト表示があり、裏蓋にはアストンマーティンの刻印と個人刻印を加えられる。

製造認証と購入特典
両モデルともCOSCのスイス公式クロノメーター認証を取得している。製造はブライトリングのスイス、ラ・ショー=ド=フォンの工房で行う。今回のコラボは既存モデルのカスタム化であり、ムーブメントの全面的な再設計は含まれない。
さらに、腕時計を購入したValhallaオーナーには5年間のBreitling Social Club会員資格が付与される。この会員制クラブはニューヨークのウィリアムズバーグに拠点を置き、2027年末の開業を予定している。会員向けに文化行事や限定の体験が提供される見込みだ。
受注の流れと留意点
注文はValhallaのオーナーのみが対象で、車両情報を参照してカスタムの選択が行われる。ブライトリングは一般販売の形を取らず、オーナーに限定した受注体制を採用するため注意が必要だ。
価格や納期の詳細はブライティング店頭またはアストンマーティンのディーラーを通じて案内される。両ブランドは個別の受注プロセスや納期を明示する予定だ。

