グランドセイコーはEvolution 9シリーズの新作、Spring Drive U.F.A.「Ushio」300メートルダイバーSLGB023とSLGB025を発表した。新開発の9RB1ムーブメントを搭載し、精度と携行性を両立している。

新作はUshioのデザインテーマを継承し、海の潮汐をダイヤル表面に落とし込んだ。ブルーは深海の光の層を表現し、グリーンは近岸の穏やかな水域を想起させる配色だ。

ダイヤルにはブランドの象徴的なテクスチャが入る。指針とインデックスは切削と鏡面仕上げを組み合わせており、さまざまな照度下でも視認性を確保している。
ベゼルと夜光処理
ベゼルは120クリック式で、セラミックインサートを採用して耐擦傷性と耐腐食性を高めた。インデックスは多面カットされ、側面と縁に光沢感を出している。

矩形のインデックスはLumibriteを多めに塗布できる構造だ。暗所での判読性を高めるための実用的な設計といえる。
サイズと素材
ケース径は40.8mmで、ブランドのダイバーズとしてはややコンパクトな部類だ。幅のあるラグにより、装着時の存在感は保たれている。

ケースとブレスは高強度チタン製で、ステンレスに比べて約3割軽い。長時間の着用での快適性を重視した素材選定だ。
ブレスレットとクラスプ
ブレスレットは新しいエクステンション機構を備える。三段階の微調整で合計6mm、さらに18mmの拡張が可能で、最大24mmの調整幅を持つ。
クラスプにはロック機構を設け、意図しない解除を防ぐ設計だ。実用性を重視したディテールが目立つ。
防水・耐磁・ケース構造
防水性能は300メートルを確保している。磁気耐性は4,800 A/mに達し、日常や水中使用に耐える設計だ。
サファイアクリスタルには反射防止コーティングを施し、ねじ込み式リューズとスクリューバックで耐久性を強化している。

ムーブメント 9RB1 の特徴
核となるのは新開発のSpring Drive U.F.A. 9RB1ムーブメントだ。最大72時間のパワーリザーブを確保し、年差±20秒の精度を謳っている。
ムーブメント内のクォーツ振動子は長期実験で熟成され、ICは真空封止されている。温度や湿度、光の影響を低減する対策が取られている。

ムーブメントは33石仕様で、厚さは4.7mmに抑えられている。側面にパワーリザーブ表示を移したことでダイヤルはよりすっきりしている。
モデルと価格
ラインナップはSLGB023(ブルー)とSLGB025(グリーン)の2型だ。どちらも実用性を重視した設計と仕上げが共通している。
メーカー希望価格はHKD 87,800で、日本円換算では約154万円(HKD 87,800換算)だ。グランドセイコーのEvolution 9シリーズの位置付けを踏まえた価格帯となる。
実機の装着感や見え方は、ケース径40.8mmとチタン素材の相乗効果で想像以上にバランスが良い。日常使いからダイビングまで幅広く対応できる仕様だ。

