米国ユタ州選出の上院議員マイク・リー(Mike Lee)が、AIによって生成された偽の手紙を共有した後、急いで削除したという報道がありました。この偽手紙は、連邦準備制度理事会(Federal Reserve)の議長であるジェローム・パウエル(Jerome Powell)が辞任する旨の内容を含んでいました。
この手紙は「大統領宛て」とされ、連邦準備制度の印章が不明瞭な文字や形で表現されていたため、信憑性が疑問視されています。また、文字の間隔も異常であったようです。手紙には「多くの考慮の末、私は2025年7月22日、業務終了をもって連邦準備制度理事会の議長職を辞任することを決意しました」と記されていました。
この投稿はリーの認証されたX(旧Twitter)アカウント「@BasedMikeLee」に掲載され、削除される前にPoliticoの報道陣がスクリーンショットを取得しました。
リーは手紙を削除した理由について、「注意を期すため」と述べており、手紙の真偽が不明であったための行動でした。彼の事務所は、取材に対する即時のコメントを行っていません。
また、手紙の出現の裏には、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領によるパウエルへの厳しい批判があり、トランプは彼に対して中央銀行での地位を辞任するよう求めています。トランプは経済成長を促進するために、連邦準備制度に対して金利を大幅に引き下げることを希望していますが、同制度は今年に入って金利を引き下げることを拒否しています。
さらに、著名な保守系メディア人物であるベニー・ジョンソン(Benny Johnson)もこの偽の手紙を一時的に投稿しましたが、後に間違いを認めて謝罪しました。「ジェローム・パウエルの手紙は偽物です。共有しないでください。申し訳ありません。ちょっと良くないですね」とジョンソンは書き込み、続けて「私は本当にジェローム・パウエルには辞任してもらいたい」とも述べています。



