シャトー・ディケムの垂直テイスティングが、マカオの上葡京綜合度假村内レストラン「味賞」で開かれた。Bordeaux Liquid Goldとの共催で、1921年〜2021年の12ヴィンテージを一堂に並べる試飲会が行われた。

会場にはワイン愛好家や飲食業界関係者が集まった。展示されたのは100年にわたる同ワイナリーの代表的な甘口白ワインである。
今回の晩餐会の目玉の一つは、まだ正式発売前の2024年『Y』Ygrec乾白ワインの先行試飲である。来場者は世界中のコレクターや評論家より約3か月早く新作を試す機会を得た。

イベントのハイライトと取組み
式典は澳娛綜合(マカオの統合型リゾート運営会社)とBordeaux Liquid Goldが主催した。シャトー・ディケムの複数世代にわたるコレクションを比較できる貴重な機会だった。
展示されたワインは1921年、1931年、1945年など歴史的なヴィンテージを含む全12点である。収穫年ごとの個性や熟成の差を検証する垂直テイスティング形式で行われた。

登壇者とワイナリーの背景
開会の挨拶は、澳娛綜合のホテル・飲食・施設部門チーフ、ジェラルド・ウォーカー(Gerard Walker)、ミシュラン二つ星シェフのジョゼ・アヴィレス(José Avillez)、そしてシャトー・ディケムの最高経営責任者ロレンツォ・パスクイーニ(Lorenzo Pasquini)が行った。
パスクイーニ氏は、同ワイナリーの400年以上におよぶ醸造の歴史と、長年にわたり受け継がれてきた「一樹一杯」の理念について説明した。各ヴィンテージにまつわる背景や風味の違いも紹介した。
関係者によると、今回のような垂直テイスティングは、シャトー・ディケムの熟成ポテンシャルを学ぶうえで有効だという。

料理とペアリングの工夫
ジョゼ・アヴィレスは、各ヴィンテージに合わせた8皿のコースを作成した。現代的なポルトガル料理の技法を用い、食材と調理法でワインの層を引き出す工夫を施した。
前菜からデザートまで、甘口からよりドライな表現まで幅広いワインと料理の組み合わせを提示し、参加者は品種や熟成の差を口で確かめた。
今後の展開と地域文化への寄与
澳娛綜合は、上葡京(会場名)の味賞を拠点に、今後もワイナリーや著名シェフ、飲食ブランドとの連携で食のイベントを強化すると発表した。マカオの飲食文化発展を促す狙いがある。
今回の開催は、シャトー・ディケムという世界的ブランドを通じて、マカオでの高付加価値な食の体験を広げる試みといえる。

