Apple Fitness+で新しいランニング計画が追加され、AppleはGlobal Running Day(グローバル・ランニング・デー、6月3日)に合わせてApple Watch用の限定デジタルバッジを配布した。バッジは当日に5キロ以上を達成するとiPhoneの「フィットネス」Appに表示され、iMessage用のアニメーションステッカーとして共有できる。

限定バッジは当日限定で自動発行されるため、当日を過ぎると受け取れない点に注意が必要である。
しかし、単にバッジがあるだけで外に出る動機づけになるとは限らない。今回の注目点は、AppleがFitness+で公開した新しいトレッドミル(ランニングマシン)向けプログラムである。
Apple Fitness+の新ランニング計画
新プログラムは、ランニンググループ「Big Girls Who Run」創設者のダニエル・バーネット(Danielle Burnett)と、Fitness+のインストラクター、シェリカ・ホルマン(Sherica Holman)が監修した。
メニューは30秒の全力スプリントを6本行うインターバルを含む設計で、トレッドミルでスピードを向上させたいランナー向けにリズムを作る意図がある。

この取り組みは、AppleとStravaの連携を深める一環である。Fitness+ではほかに、ストラバ(Strava)で知られるランナー、ケイラ・ジェーター(Kayla Jeter)やヘラ・シディベ(Hellah Sidibe)と組んだ「ランナー向け4週筋力トレーニング」も公開された。
Fitness+のランニング関連コンテンツ
Fitness+上のランニング関連コンテンツは一連の体系を形成している。入門者向けの「初めての5キロ」「初めての10キロ」コース、ランナー向けヨガ、ラン後の瞑想による回復メニューなどが揃う。
さらに「ランニング・ストーリー」として、世界各地の有名なランニングコースにまつわる音声コンテンツも用意され、走りながら聞ける没入型の体験がある。


Apple Fitness+の新規加入者は1か月の無料体験を利用できる。試用終了後の料金は月額約1,184円(元の価格58香港ドル / 参考レート1香港ドル=20.4084円)、年額約9,551円(元の価格468香港ドル / 参考レート1香港ドル=20.4084円)である。
データ連携が前提、バッジは出現条件を満たす必要あり
限定バッジを受け取るには、走行データがiPhone側のデータベースに反映されている必要がある。Appleはデータの中心をiPhoneの「ヘルスケア」Appに設けており、ここに走行データが集約されていなければバッジは検知されない。
注意点として、必ずしもApple純正の「ワークアウト」Appで計測する必要はない。ナイキ・ラン・クラブ(Nike Run Club)やストラバの記録でも、ヘルスケアへの同期が許可されていればカウントされる。
Nike Run Club と Strava の同期手順
ナイキ・ラン・クラブ(NRC)を使う場合の基本的な同期方法は以下の通りである。1度設定すれば以降は自動で同期される。
NRCアプリ内の手順:NRC Appを開く → 右上のプロフィールアイコンをタップ → 設定 → ヘルス(Health / ヘルスケア)を選び、「ワークアウト」同期を有効にする。
iPhone側の設定が必要な場合は、iPhoneの「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「ヘルスケア」→「Nike Run Club」を手動で許可する方法もある。
ストラバの同期手順は、Strava Appを開く → 設定 → アプリとデバイスの管理 → ヘルス(Health / ヘルスケア)→ 自動アップロードを有効にする、である。
両アプリとも基本は1回の設定で済み、以後は走行ごとに自動でヘルスケアにデータが戻る。本文の手順は執筆時点のiOSと各アプリのバージョンに基づくので、アップデートで画面表示が異なる可能性がある。
以上の設定を確認しておけば、Apple Fitness+のトレッドミルプログラムで練習しつつ、Global Running Dayの限定デジタルバッジを見逃すことは少なくなるだろう。



