Apple スマートホームの新中枢を示す予告映像が10月8日に公開された。Appleのグローバルマーケティング責任者、グレッグ・ジョズウィアク(Greg Joswiak)がXに17秒の短い動画を投稿した。
Appleは10月13日(火)にニューヨークのトライベッカ(Tribeca)で「Apple Experience」と題した実地イベントを開催すると公式に案内した。開催時間は米国東部時間午前9時、香港時間は同日午後9時で、日本時間は午後10時となる見込みである。

テック系クリエイターのMKBHD(Marques Brownlee)らが招待状の写真を公開しているが、Apple公式サイトのイベントページには現時点でオンライン配信の案内が記載されていない。発表の形式や配信の有無は今後の発表待ちである。
Apple スマートホームの新中枢、噂の仕様
業界ではコードネームJ490とされる新しいスマートホーム中枢が注目を集めている。ブルームバーグのマーク・ガーマン記者は6インチ前後の方形ディスプレイを備え、2002年のiMac G4を想起させる半球形の台座と金属アームを組み合わせた外観になると報じた。

内部のソースコード解析では新機がA18チップを搭載し、新設計のhomeOSを動かす可能性が示唆されている。端末は内蔵カメラと各種センサーで近づく家族を識別し、個々に最適化された操作画面に切り替える機能を持つという。
また、壁掛け仕様とされるコードネームJ491の存在も伝えられている。上位モデルとして9インチ画面と360度回転する電動機構を備えた旗艦機の開発も進んでいるが、今回は登場しない見通しである。
価格と供給、発売時期の見通し
この中枢装置は当初2024年に発売される予定だったが、SiriのAI機能を深く統合するために延期されてきた。現時点での噂では本体価格は350米ドル前後と伝えられている。
日本円に換算すると約5万5,312円(元の価格350米ドル、約2,730香港ドル)となる。正式価格と日本での販売開始時期はAppleの公式発表を待つ必要がある。
報道によれば、両モデルとも本体にバッテリーは搭載せず、USB-Cケーブルによる常時給電が必要である。設置場所は電源コンセントの位置を考慮する必要がある。
周辺機器とエコシステムの強化
同イベントではApple TV 4KやHomePod miniのハードウェア更新も見込まれている。これらは2022年、2020年以降の世代交代となる可能性がある。


報道筋は、両機とも演算性能を高めるコアチップと家庭内での低遅延処理を担う「N1」相当のネットワークチップを搭載するとしている。これはSiriのローカルAI処理を支えるための措置である。
さらに、AppleとLGが協業するアクセサリー群の噂もある。LGブランドのスマートドアベルやスマートロックを含む7製品のラインが報じられているが、サードパーティ製品は主力中枢と同時に出荷されない可能性が高い。

実用面での課題と市場への影響
既存のHomeKitユーザーにとって、今回の新中枢はAppleのスマートホーム生態系を長年リードするAmazon AlexaやGoogle Homeとの差を縮める契機となる可能性がある。だが初代ハードとSiri AIの試験段階である点は留意が必要である。
システム初期の安定性やサードパーティ製品との連携可否は、発売後の実運用で評価される見込みである。香港市場での価格や供給状況も、公式発表後に改めて明らかになるだろう。



