OpenAI DotsはOpenAIがDevDayで発表した常駐型AI代理ツールで、日常業務の自動化を目指す。
この新ツールはGPT-6 Astraモデルを中核に、専用のクラウド仮想環境と内蔵ブラウザを備える。OpenAI Dotsは試算表やメール、チャット間のデータ移送を自動化し、PCを閉じてもサーバー側で処理を継続できる設計である。
OpenAI Dots 機能要点
- クラウドで常時稼働し、個人端末を閉じてもタスクを継続する。
- 4,000を超えるサードパーティ製アプリや業務ツールと連携可能で、OpenAI Dotsが跨ソフトの作業を実行する。
- テキストと音声の指示を受け付け、ChatGPT、Slack、Microsoft Teams経由で操作できる。
- 複数プロジェクトを並行で監視し、進捗を報告したり問題を提起したりする。
- コンテンツ作成、投稿文の作成、プログラムの記述やテストなども支援する。
- 利用者の好みやフィードバックに応じて作業手順を調整する機能を持つ。
- 操作権限を細かく設定でき、承認が必要なアクションを指定できる。



免開電腦での全天候バックグラウンド動作


利用者はウェブやデスクトップ、モバイルアプリで文字や音声の指示を出すだけでよい。OpenAI DotsはSlackやMicrosoft Teams上のコマンドにも対応し、サーバー側でデータ整理やメール送受信を継続して行う。
背景での処理は、通常のチャットの会話量にはカウントされない設計だとされる。定型作業の自動化により、複数ツール間での切り替え時間を削減できる。
料金プランと開発者向けモデル価格
現在、Dotsはまず月額100米ドルのChatGPT ProおよびBusiness Premiumの契約者に提供される。OpenAI Dotsの同一期間提供プランとして、上位の月額500米ドルプランも用意されている。
通貨換算は次の通りである。月額100米ドルは約15,738円(元の価格100米ドル)で、記事で示された同等の約780香港ドルは約15,648円(元の価格780香港ドル)である。月額500米ドルは約78,692円(元の価格500米ドル)である。
併せて公開された開発者向けモデルGPT-6.1 Solは、入力語元あたり100万語元につき2米ドル、出力100万語元につき10米ドルの価格設定だ。日本円換算では入力が約315円、出力が約1,574円(いずれも元の価格は米ドル)となる。
企業の資安と権限管理に関する警示

多くの通話ソフトや内部文書へのアクセスをクラウド代理に委ねることは、権限付与ミスや誤削除といったセキュリティリスクを伴う。OpenAI Dots導入時は、CRMや財務の主要スプレッドシートに対する完全権限を与えないなどの運用指針を定めるべきである。
具体的には、第三者が企業データにアクセスする際の社内ルールを事前に整理し、必要に応じて操作ログや承認フローを設けることを推奨する。クラウド上で動作する機能のうち、どの処理が自動化されるかを明確にしておくことも重要だ。
各社はまず小規模な運用から始め、挙動やセキュリティの実効性を確認したうえで段階的に権限を広げることが望ましい。



