銀座シックスがデザインチームDAIKEI MILLSと連携し、約3年にわたる大型アート企画「A Tree」を始動した。

本企画は、木材・家具・インスタレーション・空間表現を通じて、一つの樹が日常空間へと溶け込む過程を示すことを目的とする。
銀座シックスで始まる企画概要
プロジェクトの主役は吉野杉(よしのすぎ)である。吉野杉の素材性と職人技を再提示することが狙いだ。

展示と来場体験
第一段階では、GINZA SIX館内の3階から5階の休憩スペースに、原木の風合いを残した家具群を配置する。来場者は買い物や休憩の合間に木材の触感と香りを直接感じられる。
屋上庭園にもアート要素を加え、木材と自然景観を結びつける展示を行う。都市の喧騒の中に柔らかな空間を生み出す意図である。

国際交流と参加作家
第二段階では国際的な創作交流を展開し、6組のデザイナーとアーティストが参加する。参加者はSiin Siin、KUO DUO、Rio Kobayashi、Fabien Cappello、Max Lamb、Faye Toogoodである。
各作家はそれぞれの文化的背景と制作手法から吉野杉を再解釈し、芸術性と実用性を兼ね備えた作品を提示する。素材を媒介にした表現の幅を探る構成だ。

森林から都市へ、制作の連鎖
プロジェクトはGINZA SIX RETAIL MANAGEMENTとDAIKEI MILLSの共催で、林業から木材加工、空間設計まで複数の専門性が連携する体制で進められている。来場者は展示を巡りながら、自然資源が生活空間へと変容する過程を体験する。

関連イベントと今後の展開
第二段階の公開を記念して、DAIKEI MILLS代表の中村圭佑(なかむら けいすけ)と参加デザイナーによるトークセッションが開催された。制作意図やデザイン思考が共有され、来場者の理解を深めた。
今後の第三段階では、来場者とのインタラクションを強化した新たな空間提案を展開する予定である。銀座シックスの場を起点に、A Treeは建築と生活の関係性を問い続ける。

